∞ゼミ内容
ユークリッドの『原論』やデカルトの『幾何学』など、数学史を画する古典的な作品を毎回取り上げ、作品の背景と歴史的意味合いを学びつつ、その時代、その著者と同化していくようにして、作品の読み解きを試みます。一方的な講義形式に終始せず、テーマに合わせた演習問題や課題を解きながら理解を深めます。様々な時代における数学の新たな発想が芽生える瞬間に立ち会う感動を分かち合い、大人になって学ぶからこその数学の味わいに触れられる時間になればと考えています。
∞5つの学びやすいシステム
・コミュニティシステム
毎回講座後に30分の歓談タイムを設けます。歓談タイムでは森田先生に講座での疑問点を確認したり、他の受講生の方と感想を述べあったりしていただくことで、理解と親睦を深めることが可能になっています。また、受講生のみでWEBコミュニティに参加して頂くことで皆で協力しながら学んでいくことができます。(コミュニティの参加は任意です)
・演習がある・質問ができる
講義だけでなく演習時間をきちんと設けることで、数学の歴史を「体感」することができます。頂いた質問は講師が講義中になるべく返答しますので疑問点少なく学ぶことができます。
・前提知識必要なし
本ゼミは数学書を読んだり、問題を解いたりするような通常の数学ゼミではありません。ゼミ内容にもある通り、数学の歴史を俯瞰しながら、様々な数学的な概念がどのように生まれ、形成されてきたのかといった点にフォーカスしております。難しい数式はほとんど出てきません。過去開催のゼミではアーティスト、デザイナーなど数学を専門としない方に多くご参加いただいています。文系で数学が苦手、という方こそ、参加して頂きたいゼミとなっております。
・安心の欠席保証
各ゼミ翌週土曜・日曜日限定で、ゼミの様子をWEBで閲覧できるようにします。(あくまで欠席の方用の非公開リンクとなります。)
・出張ゼミをご用意
講師の森田真生が過去に住んでいた三鷹天命反転住宅での出張ゼミを予定しております。日常とは異なる、身体感覚が研ぎ澄まされる空間でゼミを行うことで、新しい発見を得ることができるかもしれません。
∞日時(2019年、2020年)
第0回 2019年9月8日(日) 14:00~17:00
第1回 10月13日(日) 14:00~18:00
第2回 11月10日(日) 14:00~18:00
第3回 12月8日(日) 13:00~17:00 (※三鷹天命反転住宅での出張ゼミ予定)
第4回 2020年1月12日(日) 14:00~18:00
第5回 2月9日(日) 14:00~18:00
第6回 3月8日(日) 14:00~18:00
第7回 4月12日(日) 14:00~18:00
第8回 5月10日(日) 14:00~18:00
第9回 6月14日(日) 14:00~18:00
第10回 7月12日(日) 14:00~18:00
第11回 8月9日(日) 14:00~18:00
※ 11回中3回休講があり、全8回の開催となります。休講の日程は1ヶ月前を目途にご連絡いたします。
※継続講座となりますが、1回1回が完結型となっておりますので、 途中だけの参加、欠席の回があっても問題ありません。
※講座後18:00~18:30を歓談タイムとして設けております。(18:30完全撤収)
※第3回目は三鷹天命反転住宅での出張ゼミを予定しておりますが、調整により前後する可能性があります。
∞対象
・数学の世界観に興味がある方
・数学を体感したい方
・数学者が何を考えてきたかを知りたい方
・数学を趣味で学びたいと思っている方
・「数学する身体(しんたい)」を読んだ方
∞場所
・第0回 Ryozan Park巣鴨ホワイトルーム (巣鴨駅徒歩3分)
(東京都豊島区巣鴨1-9-1)
・第1回~第11回 TIME SHARING渋谷宮益坂(渋谷駅徒歩4分)
(東京都渋谷区渋谷1丁目8番地3号TOC第1ビル)
※第3回のゼミは三鷹天命反転住宅での出張授業を予定しております。
∞ゼミ料金
・第0回:5,000円
・全回:お申込みをいただいた方にご案内いたします。
※本ゼミに一度でも参加されたことがある方はリピーター料金が適用となります。
(ガイダンスだけの参加者は適用外となります。)
※振込完了をもって講座への申込完了とさせていただきます。
∞お申込み方法
・第0回お申し込みはこちら(peatixよりお申込みとなります)
・本ゼミお申し込みは本ページ最後のフォームよりお申込みください。
数学する身体実践ゼミ第一期活動ブログはこちら>> https://wakara.co.jp/mathlog/20170305
数学する身体実践ゼミ第二期活動ブログはこちら>> https://wakara.co.jp/mathlog/20170930
数学する身体実践ゼミ第三期活動ブログはこちら>> https://wakara.co.jp/mathlog/20190508
「全5回のゼミ、大変お世話になりました。森田先生の最後のお話、数学を親しむ人がもっと増えていくこと、森田先生の数学に対する想いが大変よく伝わってきました。私にとっては、毎回知らないことばかりでしたが、わかりやすくかみ砕いて伝えてくださるので大変満足しています。先生におすすめ頂いた本を復習しながら、また味わっていきたいと思います。
埼玉県在住 女性 30代 匿名希望
「全くの文系ですが、授業でよく出てきたデカルトやカントについて、数学の方向から彼らの仕事を見ることができ、もうひとつ視点の軸をもらえたことで、これまで学んできたことを広がりをもって見渡せるようになりました。
動きの感覚とロジカルな思考がお互いに影響し合っているのではないかと考えていたところ、森田さんの著書に出会い、すぐに講座に申し込みました。数学の発展は普段私たちが感覚として持っている「量」の呪縛から旅立つことであった、ということで、自分の考えの枠組みが今大きく揺さぶられています。少し休憩して消化して、また第3期や単発のレクチャー/イベントがあればぜひ参加したいです。
また、レクチャーの中で出てきた「平方完成」「3次方程式」「虚数」など、基礎的な部分は小林先生のフォローアップレッスンで補足していただき大変助かりました。本当にどうもありがとうございました!」
東京都在住 女性 30代 アーティスト
「数学の世界の美しさと、数学者たちのドロ臭さ、人間臭さに触れられて面白かったです。自分の研究にとっても、大きなヒントになりました。最後に話されていた現代数学の現状は、どの学問(in日本)にも言えると思います。細分化しすぎたり、型「だけ」を追いかけたり、血が通っていないように見えることがあります。また、学問の世界に「要/不要」という考え方が持ち込まれることもしばしば。そんななか、夢をもって学べました。」
非常勤講師(文化人類学) 吉田優貴様
「森田先生の見事な話術とパッションで、毎回つい聴き入ってしまいます。そこでわかったようになってしまうのですが、いわずもがな講義はハイレベルな内容です。さて家で後で見返してみると、エントリーレベルの自分一人ではわからない、ということが実はありました(自分でもったいないと思います!)。ただ最終回は先生も素人向けに、ブロッコリーなどわかりやすい例を出して下さったので、わかりやすかったです。森田先生ありがとうございました!小林先生の復習会も一回参加しましたが、大変良かったです。」
神奈川県在住 女性 50代 会社員 ともこ様
「小4の息子にも教えたいと思いました。ぜひ子供向けの講座もお願いします。『概念を理解せずに計算に逃げるな。』名言でした。」
東京都在住 男性 40代 会社員、匿名希望
「コンピューター誕生(発明)に至るTuringとその先人達の功績がよくわかりました。今の文明、テクノロジーがどんな文脈で構成されているか考えるよいきっかけになりました。ありがとうございました。」
東京都在住 男性 40代 会社員 H.Y.様
「 最先端かつ独特のテーマで『知』に触れさせていただきました。数学だけでなく、ヴィトゲンシュタインとか哲学の話がとても面白かったです。またグロタンディークとかぶっ飛んだ天才も知ることができて刺激的でした。先生の話すことの何分の1かしから理解できていないことが残念ですが、勉強を続けていこうと思います。」
東京都在住 男性 30代 会社員 N.Y.様
「自分が現在学んでいる数学の思想的な位置付けが有機的な理解になり、非常に学びが多いものになりました。数学の知識量に関わらず、参加できる構成が非常に良かったと感じました。奨学制度を活用させていただけて自分の数学感の形成にとって大きなものとなりました。ありがとうございました。」
東京都在住 男性 20代 学生 K.T.様
「 単なる『数学』の教室ではなく、数学史ないし人類史といえるほど大きな話をしていただいて楽しく学ぶことができました。また、数学に対する考え方も変わり、今後も数学学んでいきたいと思いました。」
東京都在住 男性 30代 会社員 S.K.様
「 誰かに何かを教えてもらうことがすっかり当たり前のようになってしまっていて、自分自身の学問に対する姿勢が怠惰なものになっていたことに改めて気づかされました。いつの日か心境冥会の境地へと至るべく、わかろうとすることへの意志を忘れずに、学び続けていきたいです。」
東京都在住 男性 20代 会社員 O.M.様
「 数学が「数」の世界であると思い込んでいた私に、「数」の世界は数学を超えたものであることを知ることができ、感動しました。」
愛知県在住 男性 30代 会社員 N.T.様